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CIS GKEベンチマーク最新版でKubernetesセキュリティ強化を容易に

NewsPilot編集部

Google Cloudは、GKEおよびGKE Autopilot向けのCISベンチマークの最新版を公開しました。このベンチマークは、CIS(Center for Internet Security)が策定した、ITシステムとデータのセキュリティ確保に関するグローバルに認められたベストプラクティスです。

今回のアップデートで興味深いのは、単に最新バージョンに対応しただけでなく、GKEユーザーにとってより実践的な内容になっている点です。具体的には、最新のセキュリティ脅威に対応した新しいコントロールの導入や、重要度に応じたコントロールの分類などが行われています。

これにより、企業は自社のセキュリティ体制やリスク許容度に応じて、優先的に取り組むべきセキュリティ対策を把握しやすくなりました。特に、セキュリティ対策の優先順位付けは、リソースが限られる状況下では非常に重要です。今回のアップデートによって、より効率的かつ効果的なセキュリティ対策の実施が可能になるのではないでしょうか。

また、GKE Enterpriseユーザーにとっては、「Compliance and Policy Controller」と組み合わせることで、セキュリティコントロールの適用を自動化できる点も魅力的です。これにより、手作業による設定ミスや設定漏れを防ぎ、セキュリティレベルを常に一定に保つことが期待できます。

さらに、Security Command Center(SCC)の「Security Health Analytics」を使用すれば、CIS GKEベンチマークへの準拠状況を簡単に確認できます。準拠していない項目があれば、SCCダッシュボード上で確認し、迅速に修正することができます。このように、Google Cloudは、セキュリティ対策の実施状況を可視化し、改善を促すためのツールも提供しています。

今回のCIS GKEベンチマークの最新版公開は、Google Cloudが顧客のセキュリティ強化に積極的に取り組んでいる姿勢を示すものと言えるでしょう。GKEを利用している企業は、この機会に最新版のベンチマークを参考に、自社のセキュリティ対策を見直し、より強固なセキュリティ体制を構築していくことをおすすめします。

参照元サイト:Level up your Kubernetes security with the CIS GKE Benchmarks

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