2024.07.01

Amazon BedrockのアップデートやAmazon WorkSpacesの新機能など、AWSの最新情報が満載！

NewsPilot編集部

Amazon Web Services (AWS)は、2024年7月1日週の最新情報をまとめた「AWS Weekly Roundup: AI21 Labs’ Jamba-Instruct in Amazon Bedrock, Amazon WorkSpaces Pools, and more (July 1, 2024)」を公開しました。

今回の発表で特に興味深かったのは、Amazon BedrockのアップデートとAmazon WorkSpacesの新機能です。

Amazon Bedrockは、生成AIアプリケーションを構築・拡張するためのフルマネージドサービスですが、今回、AI21 LabsのJamba-Instructが利用可能になったことが発表されました。Jamba-Instructは、コンテキストや暗黙の意味を理解し、自然言語の指示からタスクを完了し、長いドキュメントや財務報告書から情報を取得できる、信頼性の高い商用利用向けの指示追従型大言語モデル（LLM）です。強力な推論能力を備えており、複雑な問題を分析し、関連情報を収集し、構造化された出力を提供することで、通話中のQ&A、ドキュメントの要約、チャットボットの構築など、さまざまな用途を可能にします。

Amazon Bedrockは、生成AIの分野で急速に存在感を増しており、今回のアップデートは、その勢いをさらに加速させるものと言えるでしょう。

もう一つ注目すべき発表は、Amazon WorkSpacesの新機能であるAmazon WorkSpaces Poolsです。これは、永続性のない仮想デスクトップのプールを作成し、サインインするたびに新しいデスクトップを受け取るユーザー間で共有することでコストを削減できる機能です。トレーニングラボやコンタクトセンターなどの共有環境をサポートする柔軟性を提供し、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) や Amazon FSx などの集中ストレージリポジトリに保存されているブックマークやファイルなど、一部のユーザー設定を保存して、パーソナライズを向上させることができます。

従来のAmazon WorkSpacesは、永続的な仮想デスクトップを提供していましたが、今回のアップデートにより、より柔軟でコスト効率の高い使い方が可能になりました。特に、一時的な作業や共有環境での利用に適していると言えるでしょう。

これらのアップデート以外にも、データ連携の可視化機能がAmazon DataZoneにプレビュー版として導入されたり、AWS Well-Architected FrameworkとLens Catalogがアップデートされるなど、多くの発表がありました。

AWSは、常に進化を続けており、ユーザーニーズに応えるべく、新機能の追加や既存サービスの改善を行っています。今後もAWSの動向から目が離せません。

参照元サイト：AWS Weekly Roundup: AI21 Labs’ Jamba-Instruct in Amazon Bedrock, Amazon WorkSpaces Pools, and more (July 1, 2024)

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