MicrosoftとServiceNowがKnowledge 2024で生成AIによる連携強化を発表
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Microsoftは、デジタルワークフローと生成AIのリーダーであるServiceNowとのパートナーシップにより、あらゆる組織のさらなる成果達成を支援する、シームレスで強力なエクスペリエンスを生み出すことを目指した取り組みについて発表しました。
MicrosoftとServiceNowは2019年からパートナーシップを締結しており、Microsoft CloudとServiceNowプラットフォームの両方の強みを活かすことで、顧客と従業員のエクスペリエンス向上に取り組んできました。
Knowledge 2024では、このパートナーシップの成果として、ServiceNowプラットフォームとMicrosoft Copilotの連携を発表しました。この統合により、組織は自然なワークフローの中で、トップレベルの生成AIモデルにアクセスできるようになります。
例えば、購買担当者が事務用品の発注書を作成する際に、Copilotは簡単なプロンプトを使用して発注書を作成します。その後、ServiceNow内でNow Assistに引き継いで処理を完了します。購買担当者は、プラットフォームやプログラムを切り替えることなく、発注プロセスを迅速に進めることができます。
ServiceNowは、AIを自社の従業員が日常的に使用するシステムに組み込むことで、すでに1,000万ドルのコスト削減と生産性の大幅な向上を実現しています。
MicrosoftとServiceNowは、AIイノベーションの未来に期待を寄せており、今後も両社は協力して、あらゆる規模の組織が生成AIを活用してクラウドトランスフォーメーションを加速できるよう支援していくとのことです。
今回の発表は、MicrosoftとServiceNowがAI分野において強力なパートナーシップを築いていることを示すものであり、今後の両社の動向に注目です。
参照元サイト:Microsoft and ServiceNow at Knowledge 2024: Introducing generative AI innovation