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AWSヒーロープログラム10周年記念と、進化を続けるAWSのサービスアップデート

NewsPilot編集部

AWSは、世界中のAWSヒーローが一堂に会する「Global AWS Heroes Summit」で、AWSヒーロープログラムの10周年を祝ったことを発表しました。このプログラムは、開発者コミュニティ内で知識の共有と影響力の創出に尽力する、世界中の選ばれたAWSエキスパートを称えるものです。

AWSのCEOであるマット・ガーマン氏が、開発者コミュニティへの長年の支援者として、ヒーローたちとのQ&Aセッションに特別に参加し、彼らの意見に耳を傾け、質問に答えたというエピソードは、AWSが開発者コミュニティをいかに重要視しているかを物語っていると感じました。

特に興味深かったのは、Amazon Redshift Serverlessのアップデートです。今回のアップデートにより、ヨーロッパ(ロンドン)リージョンで、より低いデータウェアハウスベース容量である8 Redshift Processing Units(RPUs)から開始できるようになりました。これは、小規模から大規模なワークロードに対して、より柔軟で費用効率の高い選択肢を提供するものであり、Redshift Serverlessの利用を検討する企業にとって魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。

また、Amazon QuickSightのパフォーマンス向上も注目すべき点です。今回のアップデートでは、コントロールのパフォーマンスが向上し、関連するすべてのコントロールがリロードされるのを待つことなく、すぐに操作できるようになりました。これは、QuickSightユーザーにとって、より快適な操作体験を提供するだけでなく、分析作業の効率化にも繋がる重要なアップデートだと感じます。

さらに、AWS Lambdaが、ARM64アーキテクチャを使用するJava関数に対してSnapStartをサポートするようになったことも見逃せません。Lambda SnapStart for Java functions on ARM64は、x86と比較して最大10倍高速な関数起動パフォーマンスと最大34%優れた価格性能を提供します。これは、AWS Lambdaを使用して、より応答性とスケーラビリティの高いJavaアプリケーションを構築することを可能にするものであり、サーバーレスアプリケーション開発の可能性を大きく広げるアップデートと言えるでしょう。

今回の発表は、AWSが常に進化を続け、ユーザーニーズに応えるサービスを提供し続けていることを改めて示すものでした。特に、開発者コミュニティへの貢献を重視する姿勢は、今後のAWSの成長を支える大きな原動力になるのではないでしょうか。

参照元サイト:AWS Weekly Roundup: Global AWS Heroes Summit, AWS Lambda, Amazon Redshift, and more (July 22, 2024)

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