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Amazon Q Developer、プライベートコードベースのカスタマイズが可能に!より的確なコード提案で開発効率アップ!

NewsPilot編集部

Amazon Web Services (AWS)は、AIコーディングコンパニオンであるAmazon Q Developerにおいて、プライベートコードベースのカスタマイズ機能を一般提供開始しました。さらに、チャット機能のカスタマイズもプレビュー版としてリリースされました。

今回のアップデートで特に興味深いのは、組織内のプライベートなコードベースを学習させ、より的確なコード提案を受けられるようになった点です。開発者は、組織内ライブラリやAPI、パッケージ、クラス、メソッドなどを反映したコード提案を得ることができ、開発効率の向上が見込めます。

例えば、金融機関で顧客のポートフォリオ価値を計算する関数を作成する場合、従来は公開されている情報や一般的なコードを参考に開発を進める必要がありました。しかし、今回のアップデートにより、Amazon Q Developerは組織内のコードベースから過去の事例や関数の実装方法を学習し、開発者に最適なコードを提案してくれるようになります。

さらに、チャット機能のカスタマイズにより、組織内のコードベースに関する質問を自然言語で入力し、回答を得ることが可能になりました。例えば、データベースへの接続方法や特定の顧客IDの取得方法など、これまでであれば同僚に質問していたような内容も、Amazon Q Developerが答えてくれるようになります。

開発者にとって、今回のアップデートはまさに至れり尽くせりと言えるでしょう。しかし、気になる点もいくつかあります。

一つ目は、サポートするプログラミング言語がJava、JavaScript、TypeScript、Pythonの4つに限定されている点です。今後、C#やGo、PHPなど、他の言語への対応も期待されます。

二つ目は、カスタマイズ機能を利用するためには、Amazon Q Developer Professionalのサブスクリプションが必要となる点です。無料版では利用できないため、組織全体で導入する際にはコスト面を考慮する必要があります。

とはいえ、今回のアップデートは、開発者の生産性向上に大きく貢献する可能性を秘めています。より的確なコード提案や自然言語による質問への回答は、開発者の負担を軽減し、より創造的な作業に集中できる環境を提供してくれるでしょう。今後の機能拡張にも期待が高まります。

参照元サイト:Customize Amazon Q Developer (in your IDE) with your private code base

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