Google Cloudがネットワークパフォーマンスベンチマークに関するホワイトペーパーを公開
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Google Cloudは、ネットワークパフォーマンスのベンチマークに関するベストプラクティスを紹介したホワイトペーパーを複数公開しました。
これらのホワイトペーパーでは、Google Cloudのネットワークチームが長年の顧客との協力を通じて得た、ネットワークパフォーマンスと効率を最大化する上での貴重なパターンやベストプラクティスがまとめられています。
今回公開されたホワイトペーパーでは、TCPとUDPのバルクフローのベンチマークに関するベストプラクティスが紹介されています。
TCPとUDPは、ネットワーク上でデータ転送を行う際に使用されるプロトコルです。TCPは信頼性の高いデータ転送を実現するプロトコルであり、UDPは高速なデータ転送を実現するプロトコルです。
ホワイトペーパーでは、TCPとUDPのそれぞれについて、バルクフローを適切に設定する方法が解説されています。
また、Google CloudのオープンソースツールであるPerfKit Benchmarker(PKB)についても紹介されています。
PKBは、クラウドのパフォーマンスベンチマークを行うためのツールであり、ネットワークのセットアップ、VMのプロビジョニング、テストの実行、結果の収集とパッケージ化などを自動化することができます。
これらのホワイトペーパーは、Google Cloud以外のクラウド環境でも参考になる内容となっています。
今回のGoogle Cloudによるホワイトペーパー公開は、ネットワークパフォーマンスの最適化やトラブルシューティングを行う上で非常に役立つ情報源となるでしょう。
参照元サイト:Network Performance Decoded: Benchmarking TCP and UDP bulk flows