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BigQueryで履歴データトラッキングを簡素化するDatastreamの追加専用CDC

NewsPilot編集部

Google Cloudは、オペレーショナルデータベースからBigQueryに履歴データの変更を取り込む際に便利なDatastreamの追加専用モードに関する記事を公開しました。

企業では、最新のデータだけでなく、データの変更履歴をすべて追跡できるようにする必要性に迫られることがよくあります。MySQLやPostgreSQLのようなオペレーショナルデータベース内でこのデータを管理する場合、一般的なアプローチは、チェンジデータキャプチャ(CDC: Change Data Capture)を使用して、BigQueryなどのクラウドデータウェアハウスに変更を複製することです。

従来のCDCベースのレプリケーションでは、ソースデータベース内のレコードが更新または削除されると、宛先内の対応するレコードが上書きされるため、変更履歴を追跡することが困難でした。追加専用モードでは、ターゲットBigQueryテーブル内のすべての変更が新しい行として保持されるため、この課題に対処できます。各行には、変更の種類(挿入、更新、または削除)、一意の識別子、タイムスタンプ、およびその他の関連情報を含むメタデータが含まれており、必要に応じてデータを並べ替えたりフィルタリングしたりするために使用できます。

追加専用モードは、変更の履歴レコードを保持する必要があるシナリオ、例えば、規制遵守や内部監査のためにデータへのすべての変更を追跡する監査やコンプライアンス、経時的なパターン、トレンド、異常を特定するためのトレンド分析、顧客データの変更を追跡することで、顧客とのやり取りや好みの包括的なビューを維持する顧客360などに特に役立ちます。

Datastreamの追加専用モードは、Google Cloudのデータレプリケーションおよび統合機能に貴重な追加機能です。変更データキャプチャを簡素化し、変更の完全な履歴を提供することで、企業はデータからより深い洞察を得て、データの精度を向上させ、データパイプラインを合理化できます。

今回の記事では、追加専用モードがもたらす費用対効果の向上、データ精度の向上、リアルタイム分析などのメリットについても詳しく解説されています。

BigQueryで履歴データの管理にお困りの方は、ぜひGoogle Cloudのブログ記事で詳細を確認してみてください。

参照元サイト:Simplify historical data tracking in BigQuery with Datastream’s append-only CDC

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