Google Cloud Load Balancingのバックエンドヘルスチェックに関するトラブルシューティングのヒント
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Google Cloudは、ロードバランサのバックエンドのヘルスチェックが失敗する場合のトラブルシューティングに関する記事を公開しました。
ロードバランサは、複数のバックエンドサーバーにトラフィックを分散することで、アプリケーションの可用性とパフォーマンスを向上させることができます。ヘルスチェックは、ロードバランサがバックエンドサーバーの状態を監視するために使用するメカニズムです。バックエンドサーバーがヘルスチェックに失敗した場合、ロードバランサは、そのサーバーへのトラフィックの送信を停止します。
記事では、ヘルスチェックが失敗する原因として、ファイアウォールの設定ミス、バックエンドサーバーのアプリケーションのエラー、バックエンドサーバーのネットワークの輻輳などが挙げられています。
その上で、トラブルシューティングを行う際のヒントとして、Connectivity Testsによる接続性の確認、Cloud Loggingによるログの確認、バックエンドVMの設定の確認、などを紹介しています。
Connectivity Testsは、ネットワークエンドポイント間の接続性をチェックできる診断ツールです。ファイアウォールの設定ミスなどにより、ヘルスチェックプローブがバックエンドサーバーに到達できない場合に有効です。
Cloud Loggingは、Google Cloudのサービスのログを収集、検索、分析できるサービスです。ヘルスチェックのログを確認することで、バックエンドサーバーがヘルスチェックに失敗した原因を特定することができます。
バックエンドVMの設定の確認では、ヘルスチェックで指定されたポートがバックエンドサーバーでリスニングしているか、ファイアウォールでブロックされていないかなどを確認します。
ロードバランサのトラブルシューティングは、原因が複雑に絡み合っている場合もあり、難しい作業になることがあります。
今回の記事で紹介されている内容を参考に、トラブルシューティングを進めてみてください。
参照元サイト:Tips for troubleshooting Google Cloud Load Balancing backends