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Google CloudとOracleの連携で、マルチクラウド環境の構築と運用がより簡単に

NewsPilot編集部

Google Cloudは、Oracleとの新たなパートナーシップにより、プライベートでセキュア、そして低レイテンシな接続を共同顧客に提供することを発表しました。データ転送料金は発生せず、複数のロケーションにスケーラブルなピアリング容量を構築することで、エンドツーエンドの接続を簡素化します。

今回の発表で興味深い点は、マルチクラウド環境の構築と運用がより簡単になることです。近年、多くの企業が、AI、アナリティクス、SaaSなど、様々なクラウドサービスを組み合わせて利用するマルチクラウド環境に移行しています。しかし、異なるクラウド環境間の接続は複雑で、セキュリティや信頼性、コスト管理などが課題となっていました。

今回のパートナーシップにより、Google CloudとOracle Cloud間を、専用線で接続するCross-Cloud Interconnectを介して、低レイテンシかつセキュアな接続が可能になります。これにより、例えば、Google CloudのBigQueryでOracle Cloudのデータベースを分析するといった、マルチクラウド環境におけるデータ活用がより容易になります。

また、接続設定も簡単になり、数分で仮想接続をプロビジョニングできます。さらに、エンドツーエンドのSLAやサポートも提供されるため、安心して利用できます。

今回のパートナーシップは、企業がマルチクラウド環境をより柔軟に、そして容易に活用できるようになることを示す重要な一歩と言えるでしょう。これにより、企業はそれぞれのクラウドサービスのメリットを最大限に活かし、ビジネスの成長を加速させることができるのではないでしょうか。

特に、従来からオンプレミスでOracleデータベースを利用している企業にとっては、Google Cloudのデータ分析サービスなどを活用する際の選択肢が増えることになります。Google CloudとOracle Cloudの連携は、今後のマルチクラウドのトレンドを占う上でも注目すべき動きと言えるでしょう。

参照元サイト:How Cross-Cloud Network enables a multicloud Oracle-Google Cloud environment

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