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Google Cloud、地方医療機関のサイバーセキュリティ強化に本格始動

NewsPilot編集部

Google Cloudは、地方医療機関のサイバーセキュリティ強化に向けた取り組みを本格化させました。Google CloudのCISOであるTaylor Lehmann氏は、National Security Councilで、地方医療ネットワークのセキュリティと回復力を向上させるための具体的な施策を発表しました。

特に興味深いのは、Googleが長年培ってきた「secure-by-design」の技術を、地方医療機関に対しても、無償または大幅な割引価格で提供すると発表した点です。具体的には、Chrome Enterprise Browser、ChromeOS、Google Workspace Enterprise Essentials Plusなどが含まれます。

地方の医療機関では、予算や人材の不足から、サイバーセキュリティ対策が遅れているケースが少なくありません。高度なセキュリティ対策が施されたGoogleのテクノロジーを低価格で利用できるようになることは、地方医療機関にとって大きなメリットと言えるでしょう。

また、Mandiant Academyのトレーニングコースを、Health ISACを通じて無償で提供することも発表されました。サイバーセキュリティ人材の育成は喫緊の課題であり、このような取り組みは、地方医療機関のセキュリティレベル向上に大きく貢献するでしょう。

地方医療機関は、地域住民にとって必要不可欠な存在です。しかし、サイバー攻撃によって医療サービスが停止してしまうと、地域住民の生命や安全が脅かされる可能性があります。Google Cloudの取り組みは、このような事態を防ぎ、安全・安心な医療サービスの提供を支えるものとして、高く評価できるでしょう。

今回の発表では、具体的なサービス内容や価格、提供開始時期など、詳細については明らかにされていません。今後の発表に注目するとともに、Google Cloudが地方医療機関のサイバーセキュリティ強化にどのような貢献を果たしていくのか、期待を持って見守っていきたいと思います。

参照元サイト:Cloud CISO Perspectives: How Google is helping to improve rural healthcare cybersecurity

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