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Google Cloud Private Marketplaceでコストとガバナンスを強化

NewsPilot編集部

Google Cloudは、承認されたGoogle Cloud Marketplaceソリューションのみをエンドユーザーが購入、デプロイできるようにすることで、組織がガバナンスを維持し、コストを管理できるようにするGoogle Cloud Private Marketplaceの一般提供を発表しました。

興味深かったのは、シャドーITの抑制とコスト管理の強化という点です。開発者やビジネスユーザーは、業務効率化のために必要なアプリケーションやツールを迅速に導入したいというニーズがあります。しかし、その一方で、IT管理者や財務部門は、セキュリティやコンプライアンス、コストの観点から、利用されるソフトウェアを統制したいというニーズがあります。

Google Cloud Private Marketplaceは、これらの相反するニーズを満たすためのソリューションと言えるでしょう。IT管理者は、組織のセキュリティポリシーやコンプライアンス要件に準拠した製品をキュレーションし、プライベートマーケットプレイスとして公開することができます。開発者やビジネスユーザーは、このプライベートマーケットプレイスから承認済みの製品を容易に選択して利用することができます。これにより、シャドーITを抑制し、組織全体でのコスト管理を強化することが可能になります。

また、組織構造やニーズに合わせた柔軟なガバナンスが提供される点も魅力的です。組織は、Google Cloud Private Marketplaceを段階的に導入したり、特定の組織、プロジェクト、またはフォルダリソース階層ノードとプライベートマーケットプレイス製品のコレクションを共有したりできます。この柔軟性により、組織は、ビジネス部門や子会社ごとに異なるポリシーを適用するなど、自社のニーズに最適なガバナンス体制を構築することができます。

さらに、リクエスト製品機能により、開発者は新しいマーケットプレイス製品を安全かつ確実に発見してリクエストできます。例えば、SaaSソリューションなどの製品リクエストは、プライベートマーケットプレイスにまだない場合は、承認のために組織の調達、請求、またはガバナンス管理者に転送できます。

Google Cloud Private Marketplaceは、組織がクラウドサービスを安全かつ効率的に利用するための重要なサービスとなる可能性を秘めていると感じました。

参照元サイト:Google Cloud Private Marketplace, now GA, helps control costs and maintain governance

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